一生使えるリバランスの方法
今回は、
リスクをコントロールしつつ、
税金を減らせて、
資産形成期から老後の資産取り崩しまで
一生使えるリバランスの方法に辿り着いたので解説します。
例えば、AとBに投資するケースを考えます。
多くの人が選びやすい方法として、
Aに50%
Bに40%
現金比率を10%
のようなものがあります。
この方法の良くない点は、
バッファがないところです。
Aを50%、Bを40%、現金比率を10%にしても、
ほとんどの場合で翌営業日には比率が崩れます。
比率が崩れる度に売買すると、確定利益に対して頻繁に税金を払うことになります。
そのためバッファを持たせた比率にすることで、
リスクを想定範囲内に管理しつつ、
税金を払う頻度を下げることができます。
例えば、
Aに40〜50%
Bに30〜40%
投資するとしたら、
現金比率は10〜30%になります。
このケースを例にリバランスの方法をお伝えすると、以下のようになります。
なお、Bについては下記の40%のところが30%になり、50%のところが40%になるだけでそれ以外は同じです。
①Aの評価額が総資産の40%未満の時
Aの評価額が総資産の40%になるようにAを買う
②Aの評価額が総資産の40〜50%の時
Aを少しずつ買う
③Aの評価額が総資産の50%より多い時
・Aに含み益がある場合
Aの評価額が総資産の50%になるようにAを売る
・Aに含み損がある場合
a. 現金比率が10%以上であればAの売買は行わない
b. 現金比率が10%以下であればAの評価額が総資産の50%になるようにAを売る
例えば①の状況では、
Aの株価が下落して40%を下回ったケースでも、
所得で現金比率が増えて相対的にAの比率が下がったケースでも、
Bは最大でも40%なので現金比率が20%より高い状態であることは保証されており、
Aに投資する行動は妥当と言えます。
また③の状況では、
・Aの株価が上昇して50%を上回ったケースでは利確する行動は妥当と言え、
・(a.)Aの比率自体は50%を超えていても含み損があれば平均取得価格より安いタイミングなので、長期では上昇し続けると思って投資しているのであれば売るよりはホールドが妥当ですし、
・(b.)現金比率が10%未満でありリスクを取り過ぎているため、損切りしてでも資産を取り崩すのは妥当と言えます。
つまり、このリバランスを繰り返すだけで、
効率的な資産形成も老後の資産取り崩しも
一貫して行うことができます。
「老後はリスク資産の比率を下げた方が良いのでは?」という質問は想定されますが、
老後といっても余命が長いのであれば期待値の高い運用を継続する価値は高いですし、
余命が長くないのであればその分必要な資金も少なくて相対的にリスク許容度が上がるため、
あえてリバランスの比率を変える必要はないと考えます。
それではそれぞれのアセットが総資産の何%ずつになるようにリバランスするか、
いわゆるアセットアロケーションを考えていきますが、
長くなったので次の投稿にて…
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