投稿

7月, 2025の投稿を表示しています

インフレ、税金、安心を考慮したアセットアロケーション

今回は アセットアロケーション を考えます。 以前の投稿でお伝えしたように 投資しているのは オルカン と 日本個別株 です。 まず、 現金比率 を決めます。 前回の投稿でお伝えしたように( https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_24.html )、 バッファを持たせた比率を考えていきます。 現金比率を考えるのに際して、 やはり インフレ は考慮せざるを得ません。 今後日本では毎年およそ2%ずつインフレになるように金利等が調整される方針なので、 そうなれば 日本円は毎年およそ2%ずつ価値が下がる ことになります。 インフレのみを考えれば現金比率はほぼ0%にすべきですが、 そうすると株式市場の暴落時に全く買い増すことができなくなるのと、 何より生活に支障が出ます。 以上を総合的に考えて、 現金比率は 15〜25% としています。 そうすると、 オルカンと個別株の合計は75〜85%になります。 簡便のためある程度キリの良い数字から選ぶと、 ・オルカン 40〜45%、個別株 35〜40% ・オルカン 45〜50%、個別株 30〜35% ・オルカン 50〜55%、個別株 25〜30% などが候補になりますが、 結論としては ・オルカン  40~45% ・日本個別株 35~40% というオルカンの方が5%だけ高い比率にしています。 比率の差を15%以上にするほど期待リターンが違うのであれば期待リターンが低い方にはそもそも投資しないというスタンスなので、 比率の差が5%の組み合わせを選んでいます。 なお、 個別株よりも投資信託に多く投資する理由は2つあります。 1つ目。 以前の投稿で計算したように ( https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_15.html )、 配当込みのリターンが同じだとすると、 個別株の配当金に対する税金よりも投資信託の 信託報酬の方が安い からです。 2つ目。 これも別の投稿でお伝えしたように、 国際分散されている方が 安心 できるからです。 まとめるとアセットアロケーションは次のようになります。 ①オルカン 40~45% ②日本個別株 35~40% ③日本円 15~25% それでは投資信託の手法を考えていきますが、 長くなったの...

一生使えるリバランスの方法

今回は、 リスクをコントロール しつつ、 税金を減らせて 、 資産形成期 から 老後の資産取り崩し まで 一生使えるリバランス の方法に辿り着いたので解説します。 例えば、AとBに投資するケースを考えます。 多くの人が選びやすい方法として、 Aに50% Bに40% 現金比率を10% のようなものがあります。 この方法の良くない点は、 バッファ がないところです。 Aを50%、Bを40%、現金比率を10%にしても、 ほとんどの場合で翌営業日には比率が崩れます。 比率が崩れる度に売買すると、確定利益に対して頻繁に税金を払うことになります。 そのためバッファを持たせた比率にすることで、 リスクを想定範囲内に管理 しつつ、 税金を払う頻度を下げる ことができます。 例えば、 Aに40〜50% Bに30〜40% 投資するとしたら、 現金比率は10〜30%になります。 このケースを例にリバランスの方法をお伝えすると、以下のようになります。 なお、Bについては下記の40%のところが30%になり、50%のところが40%になるだけでそれ以外は同じです。 ①Aの評価額が総資産の40%未満の時 Aの評価額が総資産の40%になるようにAを買う ②Aの評価額が総資産の40〜50%の時 Aを少しずつ買う ③Aの評価額が総資産の50%より多い時 ・Aに含み益がある場合 Aの評価額が総資産の50%になるようにAを売る ・Aに含み損がある場合  a. 現金比率が10%以上であればAの売買は行わない  b. 現金比率が10%以下であればAの評価額が総資産の50%になるようにAを売る 例えば①の状況では、 Aの株価が下落して40%を下回ったケースでも、 所得で現金比率が増えて相対的にAの比率が下がったケースでも、 Bは最大でも40%なので現金比率が20%より高い状態であることは保証されており、 Aに投資する行動は妥当と言えます。 また③の状況では、 ・Aの株価が上昇して50%を上回ったケースでは利確する行動は妥当と言え、 ・(a.)Aの比率自体は50%を超えていても含み損があれば平均取得価格より安いタイミングなので、長期では上昇し続けると思って投資しているのであれば売るよりはホールドが妥当ですし、 ・(b.)現金比率が10%未満でありリスクを取り過ぎているため、損切りしてでも資産を取り崩すのは妥当と言え...

リバランスライフへの誘い

投資信託と個別株など2つのアセットに投資する場合に、 それぞれへの投資金額の決め方を考えていきます。 よく行われる方法に次の①と②があります。 ①AとBへの累積投資金額の比率を一定に保つ < 例 > Aに100万円、Bに50万円を累積で投資していたとして、 追加で30万円投資できるようになったら、 その時点の評価額に関係なくAに20万円、Bに10万円を投資する ②AとBの評価額の比率を一定に保つ < 例 > AとBの評価額を2:1に保つとする。 Aに100万円、Bに50万円を投資して、 Aが170万円、Bが40万円になったとする。 そのタイミングで30万円を追加で投資できるとしたら、 Aを10万円売って、その10万円と追加の30万円を合わせた40万円をBに投資して Aを160万円、Bを80万円にして2:1を保つ ①はオルカンとS&P500にそれぞれ毎月一定金額ずつ積み立てる設定にして ほったらかし というのがよくある具体例で、 ②は リバランス と呼ばれる運用方法です。 ①のメリットは 税金が安くなりやすい ことだと思います。 途中で売却することがないからです。 ②は少し複雑で、 株価がほぼ直線的に上昇して最高値を更新し続けるようなアセットがあればリバランスせずホールドし続ける方がリターンが大きくなりますし、 逆にすべてのアセットがそれぞれの周期でボックス相場を形成するようなケースでは、 リバランスによって相対的に割高のものを売って割安のものを買う行動を繰り返すことができるので、 ②の方が高リターンになる確率が高いと考えられます。 一応ここでは長期で見れば株式市場は上昇していく確率が高いという観点から、 下落相場が永久に続くというケースは想定しません。 それを想定するのであればそもそも株式投資をしません。もしくは空売りをメインにします。 ①と②のどちらにするか。 将来のことはわからないため好みで決めることになりますが、 私は②のリバランスをアレンジした方法で運用しています。 リバランスをベースとしている理由は、 あまり楽観的な性格ではないため、 上昇相場が続くことを想定するよりも、 ボックス相場が続くとしても利益が得やすい手法を取る方が安心感があるからです。 次に、どのようにアレンジしているのか、 要するに 具体的なリバランスの方法 ...

どの国の個別株に投資するか

今回はどの国の個別株に投資するかを考えます。 結論からお伝えすると、 日本株 へ投資しています。 その理由を3つお伝えします。 1つ目は 為替リスクがない からです。 為替リスクはゼロサムゲームによりもたらされるリスクなので、できれば取りたくありません。 2つ目は 昼夜逆転しなくてもザラ場を見られる からです。 健康を害してまでお金を増やしたいとは思っていません。 3つ目は 馴染みのある企業が多い からです。 投資する銘柄を選ぶ際に、日本国内の会社の勢いや商品の流行などを海外投資家よりもリアルに感じやすい点には優位性があると考えます。 それではオルカンと日本個別株へ投資する金額の決め方を考えていきますが、 続きは次の投稿にて… https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_20.html

どの投資信託を選ぶか

今回は投資信託を具体的に選んでいきます。 最初の投稿に出て来た  ( https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_8.html )、 a. 分配金が出ない こと を必須条件の1つとしています。 その他の選定基準は次の2つです。 b.  信託報酬が低い c. 国際分散 b. 信託報酬 について。 将来のリターンが高いのであればその分信託報酬も高くて良いのですが、 当然この予想には不確実性を伴うので、 信託報酬は低いに越したことはない と考えます。 c. 国際分散 について。 多くの国に分散するほどリターンが上がるとは限らず、 またリスクが下がるとも限らないのですが、 分散されているほど 安心 はできます。 a., b., c.を総合的に考慮して厳選した結果、 eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) いわゆる オルカン に辿り着きました。 オルカンは為替ヘッジをしないので為替リスクを負うことになる点は懸念材料ですが、 為替ヘッジする投資信託では投資先の国と日本との短期金利の差がヘッジコストもしくはプレミアムになります。 どちらの方が将来のリターンが大きくなるかはわかりませんが、 最悪のケースでどれだけ損するかについては違いがあります。 為替ヘッジしないオルカンはハイパー円高になって基準価格が0円近くになっても借金にはなりませんが、 為替ヘッジする投資信託ではヘッジコストが株価の上昇より大きい状態が続けば基準価格がマイナスになった後にもその ヘッジコストの年率で借金を増やしていく可能性が0ではない ため、 為替ヘッジをしない投資信託を選んで為替リスクは受容することにしています。 それでは次にどの国の個別株に投資するかを考えていきますが、 長くなったので続きは次の投稿にて… https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_19.html

投資信託と個別株、結局どっち?

今回は 分配金の出ない投資信託 と 現物 個別株 のどちらにも投資している理由についてご説明します。 詳細は次の投稿でお伝えしますが ( https://tmy-stock.blogspot.com/2025/07/blog-post_16.html )、 私が選んでいる投資信託の信託報酬は約0.06%です。 一方で、具体的な手法についてはさらに別の投稿で解説しますが ( https://tmy-stock.blogspot.com/2025/08/blog-post_4.html )、 私の個別株の運用方針ではポートフォリオ全体の配当利回りは概ね 3% になります。 配当の3%に税金が約20%かかるので、税率としてはおよそ年0.6%となり、 投資信託よりも高くなります。 長期でどれくらいの差になるか。 配当込みのリターンがどちらも5%であると仮定して、 投資信託では信託報酬の0.06%を引いて4.94%、 個別株では配当金分の税率0.6%を引いて4.4%、 毎年複利で上昇すると仮定します。 どちらも一括で100万円を投資して50年間運用した場合の評価額は 投資信託 247,962,058円 個別株 226,786,523円 となります。 それでも個別株にも投資している理由は3つあります。 1つ目 は、 ボラティリティを取りやすいから です。 投資信託でも積立に並行してスポット買いはできるものの、 注文してから数日後の約定になるため、 個別株の方が狙ったタイミングで購入するのには向いています。 リーマンショックやコロナショックの様に軟調な相場が一定期間続く場合にはあまり関係ありませんが、 2024年8月初旬の 令和のブラックマンデー や、 2025年4月初旬の トランプ関税ショック では、 株価が急落した後にすぐ急騰しており、 この様な値動きに対しては個別株の方が対応しやすいと考えます。 2つ目 は、 値動きが大きい からです。 値動きが大きいことによって損をするケースも当然ありますが、 明らかに割安だと思えるタイミングでエントリーすると 高確率で比較的大きなリバウンドが取れます 。 長期投資を前提としつつ、そのようなタイミングでの買い増しを行うことで資産増加を加速させられると考えています。 3つ目 の理由は、結局のところは好きだから 趣味 として行っています。 自...

自己紹介、解決したい課題から逆算される投資対象

イメージ
はじめまして!ご覧いただきありがとうございます。 東大病院 を辞めて サイドFIRE した 医師 の tmy と申します。 医師としては 内科系の専門医 を取得・維持しています。 1990年代前半生まれで、 左利き、MBTIはENTJと日本人ではレアキャラです。 ちなみに75%日本人のクォーターです。 また IQが150以上 あり MENSA に所属しています。 さて、投資の話は「 何に投資するか」や「どういう手法を用いるか」という 手段 についての議論から始まることが多いように思いますが、 「投資を通じて解決したい課題は何か」 という 目的 から逆算する形で考えてみたいと思います。 投資を通じて解決したい課題について考えた結果、 100歳まで楽しく安心してパートナーと高級老人ホームに住めるようにすること が私にとって最大の目的であると結論付けています。 100歳を超えたら普通の施設や病院でも良いと思うようになるのではないかと予想しています。 目的 を明確にしたところで、 それを達成する 手段 について考えます。 まず、上記の目的を達成するために必須となることの1つは 利益を出すこと です。 投資でより多く利益を出すことにおける正解の1つは、 コストは安い方が良い ということだと思います。 コストについては主要なものとして 税金 と 手数料 を考えます。 まず 税金 については、 ファンド内で配当金が再投資される、 要するに 分配金が出ない投資信託 で最も安くなります。 配当金を受け取らないので 配当金に対して税金がかからない からです。 この要素の重要性について、 分配金の有無で利益がどれくらい変わるのかGeminiに計算してもらいました。 <ケース1> 分配金が出ない投資信託に100万円を一括投資。 基準価格は毎年5%上昇して、50年後に売却する。 <ケース2> 年3%の分配金が年に4回出る投資信託に100万円を一括投資。 分配金はその都度全額再投資する。 基準価格は毎年2%上昇して、50年後に売却する。 上記の2つのケースでそれぞれ最終的に手元にいくら残るのかを計算しました。 税金が全くかからないとすれば、 ケース2で年3%の分配金を再投資すれば年2%の成長と合わせて基準価格は年5%上昇するのでケース1と同じリターンになる設定です。 ち...

あなたにおすすめの商品